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8)いくつかの図で立体をあらわす方法
立体の形は、(A)図のように、真正面、真上、真横からみると、特徴がよくわかる。

 

266-2.gif(A)図 ものを見る方向と形

 

そこで、立体の三つの面にそれぞれ平行な画面をおき、各面に直角な方向からみた形を画面にかきあらわすと、(B)図のようになる。このようなかきあらわし方を正投影法という。また、(C)図に示すように、三つの画面にかかれた図を投影図といい、それぞれ正面図、平面図、側面図という。側面図は、ふつう、右側からみるが、必要に応じて、左側からみたり、または側面図を追加する場合もある。
ここで、投影図のあらわし方に2つの方法がある。一つは、(B)図の方法で、もう一つは、(B)図の説明図の「みる方向」は、そのままとし、投影する画面を立体の反対側において、投影する方法である。
(B)図の方法を第三角投影法(第三角法)といい、もう一つの方法を第一角投影法(第一角法)という。第一角法は、建築や造船関係に用いられているが、機械製図には、原則として第三角法が用いられている。また、工業製図の多くも、第三角法によっている。

 

 

 

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